院長のコラム

Withコロナと生活習慣病管理

With コロナ時代に運動不足や体重増加による生活習慣病を予防しましょう。

新型コロナ対策で外出機会が減少し、運動不足や座っている時間が以前より増えています。さらに家にいる時間が増えたことにより、なんとなく冷蔵庫を開けて食べたり、夜が長く飲酒量が増えてしまい、体重が増えた人も多いようです。

運動不足や体重増加は生活習慣病のリスクを高め、腰痛や膝痛の原因、さらにはストレスをため込んでしまうことになります。

例えば、一日に11時間以上座っている人は4時間未満の人と比べ死亡リスクが40%も高まるといわれています。

適度な運動・スポーツは、脂質異常症、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防し、肩こりや腰痛の改善や疲労回復。気分爽快・ストレス解消・抑うつ状態の改善などさまざまな利点があります。

そこで、感染をしっかり予防しながら体を動かしましょう。

まず、日常生活では動くことを意識し、こまめに立ち上がる、家事を積極的にする、階段を上がり下りする等。 次に、ストレッチや軽い体操(YOUTUBEなどの動画を見ながら行うと良い)、さらに、ウォーキングやジョギングなどを加えると良いでしょう。

WHOは、成人は週に150分以上の中強度身体活動(ウォーキングやゴルフなど、軽く息が弾む程度なもの)を行うことを推奨しています。

また、30分に1度は立ち上がり動くと、座りすぎによる健康リスクを軽減するといわれています。

無理せず、少しずつ体を動かす機会を増やしていきましょう。

また、以前より健康診断は受けており、脂質異常症や肥満、高血圧や糖尿病疑いを指摘されているが、どうすればいいのか分からないという方もかなりいらっしゃいます。

新型コロナとの戦いは、ワクチン接種を含めまだまだこれからです。3密および大人数や長時間の飲食を避け、マスク生活に加え、生活習慣病予防はより重要なこととなりました。

そこで当院では、生活習慣病や肥満、健康診断等で脂質異常症、高血圧、糖尿病疑いを指摘された方に対して、積極的に生活習慣病管理を外来にておすすめしています(保険診療)。

病歴の問診および医師による診察後、身長・体重・腹囲・血圧測定、選任ナースによる約1時間の生活習慣における問題点の洗い出し(服薬、運動、休養および睡眠、普段の食事や栄養、喫煙や飲酒習慣、家庭での体重や血圧の測定、特定健診・特定保健指導結果等の情報収集)ののち、

必要に応じて採血等の検査を行い、総合的な治療管理に係る療養計画書を作成し、基本的にはお薬を処方せず、管理栄養士による栄養指導、選任ナースによる運動療法指導、医師の診察を1か月に1回行いながら、生活習慣の改善を行っていきます。

これらの指導を3~6か月行っても、なかなか生活習慣が変わらず、体重減少等効果も認められない場合には、BMIが30以上の肥満で、糖尿病が無い方に限り管理栄養士の指導のもと、MICRO DIETというフォーミュラー食による昼食または夕食の置き換えを行い、さらに多くの患者さまが体重減少および血液検査異常の改善を認めています。

1箱(7食入) 3,780円税込 味は7つの中から選べます。その他、コーンスープ、リゾット、シリアル、パスタ等も同じ値段で選べます(治療用なので市販価格の半額以下です)。

生活習慣病を予防して、健康寿命を延ばしましょう!

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