感染症

コロナワクチン3回目接種について

現在、新型コロナウイルスワクチンの3回目(ブースター)接種の準備が進んでいます。

基本的に2回目接種から8か月経過した対象者に対し、接種が可能となる時期の数週間前に接種券が発送されます(インターネットと電話で予約)。高知市では12月上旬より主に医療従事者の3回目接種が個別接種のみ(医療機関にて施行)で始まります。高齢者ら一般向け接種は1月下旬から始まり、2月下旬から3月にピークを迎えます。さらに、3月から4月にかけては高齢者以外と職場接種の3回目接種も加わりピークを迎えることが予想され、その後7月から8月ごろまでブースター接種が進んでいく予定です。

使用されるワクチンは、ファイザー製で、集団接種や職場接種にて使用されたモデルナワクチンを接種された方は、3回目でこれまでとは異なる製品を打つ交差接種が可能か国の結論がまだでていません。現在、日本において3回目接種の承認が通っているのはファーザー製のみのため、モデルナ製の3回目接種の承認が無いままだと混合接種は不可欠になります。混合接種に関しては、海外では先例があり、日本でも専門家から容認論が出ており、厚労省は11月中にも可否を判断する予定です。なお、ファイザー製のワクチンは1億2000万回分を契約済で、ファイザー製のみでも3回目の希望者全員分を確保できる準備はされています。

また、5歳から11歳の子供への新型コロナウイルスワクチンの投与についての検討も始まっており、すでに製造販売承認は厚労省に申請されています。承認されれば子供にとって感染防止手段が増えるものの、副作用などのリスクもあり慎重な議論が必要となりそうです。

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